2018.01.18

ドローンはどんな仕事で活躍できるの?

基礎知識
都市を飛ぶドローン

ドローンは低価格で購入できることから、近年人気が高まっており、ドローンを趣味にしている人も増えてきています。一方で、高性能の業務用ドローンが普及することで、ドローンを利用した新たな職種が生まれ、今までの業務内容にドローンを活用して仕事を効率化するなど、趣味を超えてビジネスを目的としたドローンの利用も増えてきました。
免許が無くても操縦できるドローンは、今後益々活躍の幅を広げていくことでしょう。そこで今回は「ドローンを使った仕事」についてご紹介していきます。ドローンは非常に将来性のある技術なので、ぜひ参考にしてみてください。

ドローンの活躍する分野

ドローンの活躍する分野としてすぐに思い浮かぶのは、安定した飛行でブレの少ない映像を撮影できることを活かした空撮です。単純な映像撮影はもちろん、現在ではドローンを駆使して、田畑や太陽光発電所、不動産、あるいは公共の橋などの保守管理を行う需要が増えてきています。また、空撮以外にも、過疎地域での荷物の運搬からライティングのショーまで、様々な分野で活躍が始まっています。つまり、ドローンの操縦スキルがある方は、就職の選択肢がそれだけ広がっているということです。

それでは、ドローンを活用した仕事について具体的にみていきましょう。

空撮のプロ、ドローンカメラマン

ドローンを活用して空撮を行います。今までに比べて低コストでかつ柔軟な撮影が可能なことから、テレビ番組などでも頻繁に登場するようになってきています。ドローンを活用した動画演出はあらゆるビジネスで提供されており、最近では特にブライダル業界のドローン求人に多く見られます。

需要急拡大、ドローン測量士

ドローンは建築などにおける測量でも活用されており、2020年のオリンピックに向けた建設業界の人手不足も相まって、ドローン測量士の求人需要は大変高まっています。指定された通りにドローンを操縦して測量を行い、空撮、ソフトウェア解析、3Dモデリングまで扱う必要があるため、幅広く高度な操縦技術が要求される職種です。

ドローンの頭脳をつかさどる、ドローンエンジニア

非常に多くの分野において、ドローンを活用した取り組みに対する研究開発は活発化しており、その研究開発に欠かせないドローンエンジニアの需要が高まっています。実際のドローンの制御から、取得されたデータ処置に渡る高度で広範囲な技術が求められるため、能力のあるエンジニアは大変重宝されます。

ドローンの安全を守る、ドローン安全運航管理者

ドローンを飛ばすための環境を整え、事故を未然に防ぐのが役割になります。法的な手続きからドローンの機体や操縦士のチェックまで、現場での責任者を担うことも多い仕事で、包括的なドローンの知識が求められます。

ドローンの面白さを伝える、ドローンスクール講師

近年、急速に数を増やしているドローンスクールでは、ドローンの操縦技術や法的知識などを教える講師の人材が求められています。ドローンの知識・技術はもちろんのこと、それを分かりやすく魅力的に伝える能力が必要となります。

自動で異常を発見、ドローンによる点検・検査

ビル、橋梁、鉄道などの老朽化が近年問題となっており、そういったインフラの点検・検査業務にドローンを活用する動きが国をあげて活発化しております。目検での確認が難しい箇所でもドローンなら簡単に撮影が可能なので、大幅な効率化と精度向上が期待されています。

農業の救世主、ドローンの農業活用

農業従事者の高齢化や海外製品との競争激化もあり、日本の農業にも効率化が求められています。そんな中で、自動で農薬や肥料の散布を行うことができる農業用ドローンの活用が期待されています。

最先端のエンターテイメント、ドローンショー

平昌オリンピックの開会式でもあったような、大量のドローンが隊列を組んでライティングを行う、光のエンターテイメントショーが最近増えてきました。大量のドローンの一糸乱れぬ飛行は圧巻です。これを実現するには緻密なプログラムと演出が必要不可欠です。

仕事につながるドローンの資格

今あるスキルを活かして、趣味と実用を兼ねた生活を始めることも難しくありませんが、上記で上げたようなドローンに関する仕事をしたいと考えるならば、ドローンスクールで資格を取っておくと、面接時に内容のある話ができるので有利です。ドローンスクール で取得できる資格は民間資格なのですが、自分のスキルをアピールする手段としては充分な効果があります。最近ではドローン専門の就職支援サービスも登場しておりますので、今後の更なる発展が期待されるドローンのビジネス、ぜひあなたもチャレンジしてみてはいかがでしょうか。