2018.02.26

株式会社東輝建設のドローン導入事例

事例
株式会社東輝建設リニューアル事業部部長 岩崎斉さん

様々な産業において活用が広がりつつあるドローンですが、実際にはどのような企業が導入をしているのでしょうか。今回はそんな疑問に答えるべく、実際にドローンスクールに通って学び、産業用ドローンの導入につなげた、株式会社東輝建設の岩崎斉氏のインタビューをお送りします。

産業用ドローンによるリノベーションで暮らしの安全を守る

株式会社東輝建設のリニューアル事業部部長の岩崎斉氏は建設業でドローンを活用させたいと産業用ドローンのスクールを受講されました。現在では、実際にドローンを使用してマンションなどの点検業務を行っています。そんな岩崎氏からドローンを活用したお仕事の内容についてお話を伺いました。

ドローンスクールを受講した背景

Q.産業用ドローンスクールへ受講しようと思ったきっかけはなんですか?

国土交通省が少子高齢化や人口減少の対策を行うために新基準「i-Construction」を導入し、ITを使用しての現場作業の推奨していたため、将来の建設業におけるドローンの可能性を感じ、いち早く企業として対応するためにドローンスクールを受講しようと思いました。

Q.産業用ドローンスクールへ受講して良かったことはなんでしょうか?

DS・Jのスクールを受講して良かったのは、ビジネスでのアフターフォローがしっかりしていて、スクールを通じてビジネスパートナーができたことです。今後、ここで得られた知見と人脈が会社にとっての大きな飛躍につながると感じています。

岩崎斉さん

産業用ドローンでの業務

Q. 現在のドローンを使ってのお仕事内容を教えて下さい。

マンション等建物診断業務において、今までは足場を組み立てたり、ゴンドラやブランコを用いて目けん で点検を行っていたため、どうしても費用や時間が掛かってしまっていました。そこで、この診断業務にドローンを導入することによって、足場を設置する必要がなくなり、作業効率が上がることで時間短縮につながりました。

Q.ドローンを業務で使用する際に心がけていることはなんでしょうか?

ドローンを活用するからには、ドローンでしか見ることができない箇所での診断を分かりやすくお客様に提供することを日々心掛けています。

Q.お仕事の辛かったことはどんなことでしょうか?

ドローンに装着できる赤外線が普及していますが、弊社で導入した装置の赤外線画像では不良部分が思ったよりも検知できないことが分かりました。よほど損傷が激しい場合でないと、赤外線で不良個所を検知するのは難しいケースが多かったです。 ここに関しては赤外線よりも他の物の対応が必要になりそうです。

産業用ドローンの今後の展望

Q.ドローンを通して、今後の展望や目標をお聞かせください。

ドローンはまだまだ発展途上の段階です。そういった中でドローンを積極的に使用することで、他社に比べて仕事の効率化を図ることができ、お客様に喜んでいただけることも増えてきております。
今後、ドローンがコストと人員の解消の秘策になると考えておりますので、ドローンの高性能化が進み、作業がさらに効率化され、今よりももっと活用範囲が広がっていくことを期待します。
弊社のようにドローンを導入する企業が増えれば、ドローンがもっと活用されるようになるかもしれませんね。