2018.01.22

ドローンを飛ばすのに役立つ無線資格

基礎知識
ドローンと無線資格

ドローンを飛ばすだけならば、免許や国家資格は必要ありませんが、電波を利用する関係で無線資格が必要なのではと心配する方もいるかもしれません。実際のところ、無線資格もドローン操縦には必ずしも必要というわけではありませんが、場合によっては必要になることもありますので、ドローン操縦に関連する無線資格についてご説明したいと思います。

無線局免許について

2.4GHz帯を使うドローンについて、技適マークがついているものであれば、基本的に特別な無線資格は必要ありません。しかし、海外製品の場合は技適マークがついていないものもあるのでご注意ください。この場合は無線局免許を持っていないと法律違反となってしまいます。
また技適マークがついているドローンであっても、画像伝送システムを使用する際には携帯局や陸上移動局の免許が必要になり、違反すると処罰の対象になってしまいます。

無線従事者資格について

ドローンの操縦には無線従事者資格は必須ではありませんが、「FPV飛行」をする場合には必要になります。FPV飛行というのは、ドローンに搭載されているカメラが映し出す映像を見ながら一人称視点で操縦することで、空撮やレースなどで活用されるドローンの機能として人気があります。
このFPV飛行では主に5.8GHzの周波数帯をカメラ映像の通信で利用するため、日本では「第4級アマチュア無線技士」の無線従事者資格が必要となります。日本無線協会が主催する試験を合格すると、免許を取得することができ、受講料5,002円となります。難易度はそこまで高くないので、こちらのテキストなどを読んで暗記していけば大丈夫かと思います。

陸上特殊無線技士について

2016年8月に電波法が改正されこれにより、新しく設定された5.7GHz帯、2.4GHz帯の周波数帯をドローン操縦で利用することが許可され、より高品質な映像伝送が可能になりました。
そして、これらの周波数帯を利用する際には「第3級陸上特殊無線技士」という資格が必要になります。陸上特殊無線技士は国家資格で、たとえば携帯電話局の設備操作やテレビ中継局などは、この資格保持者がないといけない電波法という決まりがあります。陸上特殊無線技士は1級~3級まであり、それぞれの内容は以下のようになっています。

・1級 ラジオやテレビ放送局、防災行政無線などの場合
・2級 スピード違反取締のレーダー操作や気象レーダーの操作
・3級 消防、警察、タクシーの無線基地局

第3級陸上特殊無線技士を得るには、資格は試験を受けて合格するか、もしくは養成課程を修了して資格を取得する方法があります。養成課程は受講料がかかり第3級陸上特殊無線技士の場合は6時間の課程と、試験料金や受講料金などを合わせて3万円ほどになります。第3級は難易度は1級と2級と比較すると簡単で、合格率は90%以上と言われています。

まとめ

今回はドローンを飛ばすのに役立つ可能性のある無線資格についてご紹介しました。
今はFPV飛行などはしないけど、将来的にはそういったドローンの操縦にも興味があるという方の場合は、第4級アマチュア無線技士の無線資格を早めに取得しておくとよいかもしれません。